投資をするタイミング

最安値の時に買い最高値の時に売れる人は
プロでもいません。
株価が下がりそうな時には株式の投資額を
減らし、株価が上がりそうな時には株価を
買い増しするような「マーケット・タイミング」を
利用して運用を行う人のことを、年金運用などの
プロの世界では「マーケット・タイマー」と
呼びます。(第3版 ほったらかし投資術より)


この本に書かれているように
マーケット・タイマーは非常に難しいです。
個人投資家はほとんどの人ができないと思います。
インデックス・ファンドの積立投資を
ネット証券口座で月々の決めた金額を設定して
ほったらかすのがベストと思います。
私も色々な投資の本やYouTube動画を見ますが
著作者の意見はまちまちで

もうすぐすると「来年の経済予想」などの
本や動画が沢山出ますがほとんど当たることはありません。
プロのアナリストでさえ「現状はこうで、来年は
米・インド・ロシアなどで大統領選があるから・・・」
という解説が加わるでしょう。
現在、日米ともに株高ですが最高値と右肩上がりが
いつ終わるのかは誰も予想できません。
予測できないので分散をします。


株式投資の不滅の名著の「ウォール街のランダムウオーカー」で
「投資は配当や金利、賃貸料など、かなり確実性の高い収入の形で利益を上げること
および長期保有して値上がり益を得ることを目的とした金融資産の購入ととらえている。
投資と投機を区別する基準は、どのような期間で投資リターンを考えるかが
はっきり意識されているかどうかと、リターンが合理的に予測できるかどうか、
の二点にある。
投機家は二、三日あるいは二、三週間の間に大儲けすることを狙って
株式を取得する。
これに対して投資家は、何年、あるいは何十年先まで安定的に配当をもたらし、
あるいは持続的に値上がりが期待できる株式を探して保有するのだ。」
という名文があります。これが基本です。

長期・積立・分散投資のインデックス・ファンドをすることです。
株(日本・海外)債券(日本・海外)と4分割することが
バランス良くリスクを低下させる方法として一般的です。
不動産も資産として持っておきたいものです。
銀行からローンを組んで集合住宅を購入して家賃収入を得る方法ですが
私のようなサラリーマン個人投資家には無理です。
なかなか知識と経験と時間がないとできないものです。
住宅を借りてくれる人を探し家賃を納めてもらうことは
個人の経営では難しいことです。
不動産投資を簡単に安全にするにはリートと言われる
不動産投資信託を一口十数万程度のものを購入するのが
一般的です。
日本のファンドが運営するJ・リートは日本円なので
為替リスクが全くなく長期で持てば4%~5%の
安定したリターンが得られます。
ただし日本の金利が上がるとJ・リートの価格は下がると言われていますので
注意が必要でJ・リートもピンからキリまでですので
長期で安定しているJ・リートを選択する必要があります。

投資の方法にこれが正解というものはありません。
「損したくない最安値が来るまで待つ」という人は
永遠に買うことはできないでしょう。
投資は頭を使います。覚えなければならないことが
沢山あります。「時間使ってこれだけしか利益でない」って
考える人は止めた方が良いです。
私もこのブログ時間を使って報酬は全くありません。
人間は唯一学習して能力を上げることに快感を得る
生き物だと私は思います。
自分の頭で考えて積み重ねた知識や経験は財産になると
考えています。