新NISA制度を考える

もう今年も終わりになります。
後、2週間で新NISA制度がスタートします。
岸田首相の「資産倍増計画」の一つが
新NISA制度です。
新NISA制度は、2024年から導入される予定の投資制度で、
以下の特徴があります1:非課税保有期間の無期限化:
投資した資産を非課税で保有できる期間が無期限になります。
口座開設期間の恒久化:口座の開設期間が恒久的になります。
つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能:つみたて投資と成長投資の
両方を行うことができます。
年間投資枠の拡大:つみたて投資枠は年間120万円、
成長投資枠は年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能になります。
非課税保有限度額:全体で1,800万円となります。
成長投資枠は1,200万円で、枠の再利用が可能です。
以上の特徴により、新NISA制度はより柔軟な資産運用を可能にします。
ただし、現行のNISA制度(一般・つみたて)で保有している商品を
新しいNISA制度に移管(ロールオーバー)することはできません1
(Microsoft Bing AIチャットより)
年間、最大360万円まで非課税で投資ができるという
メリットがありますが
1年で360万円投資して必ず得をするのか?と
言われるとそうとも限りません。
例えば「オルカン」全世界株式インデックス・ファンドですが
リーマン・ショックのような金融危機が起こると
ー60%になる可能性があることも頭に入れて置かなければなりません。
右肩上がりで上がり続ける金融商品はありませんので
5年に1度くらいの割合で株価が大きく下がるときもあります。
積立投資の場合、投資額が半分になろうとひたすら
積立を続ける覚悟がなければなりません。

証券会社をどこにするかという議論があります。
楽天証券とSBI証券を勧める動画が多いです。
最近、「楽天経済圏は崩壊し楽天が潰れる」という動画が
多く見られます。
四季報などを見ると財務状況はかなり悪いと言わざるをえません。


しかし、これを恐れて「楽天証券を使わない」と決めるのは
早計であると言わざるを得ません。
楽天証券は非常に優れたツールで使わないとその便利さが
分らないと思います。
チャートの見やすさ、積立設定の簡単さ、四季報、日経新聞が読める
カスタマーセンターがフリーダイヤルで問い合わせしやすいという
メリットがあります。
前回の記事のように楽天オールカントリーは非常に優れた
信託報酬が最安値のインデックス・ファンドです。
楽天が潰れそうだから・・・・と言って
楽天経済圏の優れたサービスを利用しないのは
もったいないことです。
新NISA制度で日本の証券会社の生き残りを賭けた戦いが
行われています。
楽天倒産すると騒いでる人も
動画の再生回数を上げたいからということで
誇張した内容をUPしているようにも私は感じます。
色々な噂が流れますが投資は自己責任なので
投資するしない、楽天証券使う使わないも
全て自己責任です。