コンピューター社会は何をもたらしたのか?

私が初めてパソコンを買ったのは
34歳の時でした。
今から27年前で
富士通のFMVの一太郎モデルでした。
ノートパソコンでした。
一太郎は非常に優秀なワープロソフト
でしたがWordとの互換性がなかったので
当時の職場にWordとセクセルのCDROMが
あったのでインストールしました。
当時、ノートパソコンは
30万円から40万円しました。
パソコン1台あれば
ネット上で誰でも一人でビジネスが
出来ると言うのが
セールス文句でした。
その当時「ジオシティーズ (Geocities)」というサーバーが存在していました。
私もダイヤルアップ回線で接続しWordでホームページを
作成しFFFTPでジオシティーズにアップしていました。
「やすらぎてーしょん」という
癒やし系のサイトを作りました。
そこで健康相談コーナーを作り
ゆうちょ銀行の口座番号を載せ
有料相談で副収入を得ようと考えました。
誰も来ませんでした。

今、ネットでの投資詐欺が問題になっています。
ネット犯罪の特徴は対面でないので
罪の意識が希薄になると私は考えています。
パソコンが普及して一番最初に発達したのは
金融だと私は思います。
コンピューターは元々計算機なので
入力を間違えなければお金のやり取りが正確に出来ます。
ネット銀行、ネット証券が発達し始めたのもこの頃です。
ネット株で億万長者になったという人の本が
良く売れました。
定かではありませんが
ホームページ・ビジネスが成功する。
デイトレーダーで億万長者になる
人も稀にいたようです。
一人でパソコンを操作するだけなので
自分のしていることが倫理的に良いものなのかの
判断が出来なくなる傾向にあると私は考えています。
Facebookの詐欺広告に騙された人が
大勢いるとニュースになっていますが
騙す方はゲーム感覚でやっていると思います。
人と人とでも詐欺はあると思いますが
SNSでは「如何にして自分にお金が入るように誘導するか」を
考えるようになります。
私もアフェリエイトサイトを運営していますが
「どうすれば読者が自分の貼った広告をクリックするか」
というのを意識します。
ネット・バンクが出来た頃の課題は
セキュリティー対策でした。
逆を言うと私のようなセキュリティーの薄いサイトは
信用力がなくネット・ビジネスから脱落していきます。
約30年のネット社会は結局
強いものしか勝ち残れない社会でした。
パソコンが普及して情報格差がなくなって
個人でもパソコン1台で稼げるというのは
私には夢でしかありませんでした。
ネットで買い物するなら楽天かアマゾンで
個人がパソコン1台でやっているビジネスは
ほとんど稼げないというのが実態でしょう。
私は病院勤務で片手間で趣味の
投資日記型アフェリエイトサイトを運営しているだけで
あまりこれに時間とお金を投資しようと考えていませんので
27年前にやったように銀行口座にお金を
振り込んでもらって健康相談で小銭を稼ごうなど
もう絶対しませんので。
まあ地道に仕事をしながら日記の
アフェリエイト・ブログを趣味として続けようと
思っています。
パソコンが私にもたらしたのは
この程度なのですが
サイトを実際、作成してみて
色々、考えるのは病院勤務の休みの間
気晴らしになるし私にとって良いことだな
と思った今日でした。