投資信託の基本

私がグローバル・ファイナンシャル・スクールに
入学して初めて受けた講義が
積立投資です。
積立投資は主に投資信託を一定額、定期的に買い入れる
方法です。
ドルコスト平均法がリスクを抑えます。
投資信託は複数の銘柄をファンドマネージャーが
投資家の代わりに購入します。
例えば日経225インデックス・ファンドであれば
日本経済新聞が決めた日本の主要な企業の
225社の株式を買います。
私のような一般人には225社も購入することは
不可能です。
そのようなことが投資信託を購入することで
出来てしまいます。
日本経済新聞が決めた日本の主要な企業の
225社の株式の平均値などを指数と言います。
ベンチマークは投資信託などが運用の目標とする基準のことを指します。
日経225インデックス・ファンドなどは日経225の指数と
連動するようにベンチマークを決めるので
日経平均と同じような値動きをすることになります。
私はグローバル・ファイナンシャル・スクールに入学した時、
ロシアがウクライナに侵攻しウクライナ戦争が
始まった頃で日経平均は25000円くらいでした。
現在、40000円になっているので+15000円です。
ウクライナ戦争が起こった頃から物資が高騰し
インフレが起こり円安、株高が進みました。
投資信託は非常に少額から積み立てることが出来ます。
100円からできるので非常にお手軽です。
投資信託は手数料が発生します。
購入時手数料(販売手数料)信託報酬(運用管理費用)信託財産留保額の
3つの手数料がかかります。
ネット証券の多くはインデックス・ファンドをノーロード型投資信託に
しています。ノーロードとは購入時手数料、信託財産留保額が無料で
信託報酬しかかかりません。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の
信託報酬は年0.05775%です。
もし仮に1000万円保有しているとすると
年間5775円の手数料で以下のような全世界の株式に
分散投資できます。詳しくは目論見書をご覧ください。

全世界株式の平均リターンは年7%と言われています。
過去のデーターなので将来そうなるとは断言できません。
こちらの動画が良く説明しています。

仮に年7%とすると1000万円で毎年+70万円です。
信託報酬を差し引いても結構なリターンを得ることが
予想されます。

投資信託の凄いところは自動的に配当を再投資することです。
投資信託でも市場で取引できて配当を出すETFがあります。
ETFもファンドマネージャーが運用し仕組み的には
投資信託と同じですが配当を出して再投資ができません。
ETFは積立てには向いていないところがあります。

伝統的資産は株、債券、不動産と言われますが
不動産型の投資信託をREITと言います。
日本の不動産投資信託をJ・REITと呼びます。
配当を再投資したい人はインデックス・ファンドの積立投資信託が
良いと思いますが
配当が欲しい人はETFやREITが良いと思いますが
リスク配分を考えて持つ必要があります。
個別株と同様に値動きが激しいからです。
安定した配当を希望するならETFやREITを
じっと持ち続け配当で満足することです。

グローバル・ファイナンシャル・スクールではもっと
詳しく正確な講義動画が沢山あります。
適当に30分くらいで書き上げましたが
投資は自己責任ですので
ご自分で勉強して納得してから投資をしてください。


株式投資のための指標

株式投資のための指標には
様々なものがあります。

経済指標はGDP、日銀短観、消費者物価指数
雇用統計、個人消費、金利などです。

企業分析の指標は流動性比率、自己資本比率
配当利回り、ROE、ROA、キャッシュフローなどがあります。

株価分析の指標はPER、PBR、ESPなどがあり
その指標の定義、基準の数字の感覚を持ち
定点観測し指標と指標を関連づけ
その銘柄がどのような値動きをするかを
指標をもとに仮説を立てます。
「株式で勝つための指標が1冊でわかる本」より


経済指標は為替の変動に大きく関係しています。
昨日、マイナス金利の解除がありましたが
本来であれば日本は利上げしたので円高に振れるはず
なのですが現在、151円台と円安になっています。
これは昨日の日銀政策決定会合の前に
日銀の主要な委員からマイナス金利解除の発言が
多く3月15日に日本の主要企業の賃上げが
発表されました。
これにより物価と賃金の好循環が起こったということで
3月19日にマイナス金利解除の理由とされました。

マイナス金利解除は発表前にかなり知れ渡り
市場もそれを織り込んで1次的に若干、円高、株安に
なりましたが
日銀が金融緩和は継続するとの予想から
円安、株高になりました。
このように経済指標は株価にも影響します。
今後の経済政策のもとで株価が上がるものを
探す必要があります。

企業を取りまく経済環境を捉えたら
個別の銘柄を
チェックしていきます。
楽天証券のお気に入りやSBI証券の
ポートフォリオに気になる銘柄を入れておきます。
そして四季報と決算短信と有価証券報告書をチェックします。
私が一番、重視するのは一株益が上がるかどうかです。

株価=PER×一株益(EPS)
EPS=純利益÷発行株式数なので
企業が発行株式数を増やせばEPSは下がり
発行株式数が変わらず純利益が右肩上がりであれば
株価は上がることになります。
EPSが確実に上がることが期待できれば
投資家の期待値であるPERも上がるので
そのような銘柄を見つけることができれば
株で利益を得ることが出来ます。

理論的には簡単そうに思えますが
10倍株を見つけるのは簡単ではありません。
頑張って自分で調べて条件の合う銘柄を見つけても
他の投資家が先に買っていて株価が上がりきっている
銘柄が多いからです。

私のような仕事が休みの時に企業分析している者と
プロの機関投資家とは情報に格段の格差があります。
私には勝ち目はないということです。

株式投資の不滅の名著
「ウオール街のランダム・ウオーカー」では
個別の銘柄に投資するより
S&Pを買って上がろうと下がろうと
じっと持ち続けるほうが余程リターンが高いと
書いています。


それほど個別株は難しいので
ただ銘柄を探そうとすると
沢山の指標や四季報と決算短信、有価証券報告書を
読み、その企業の今後を考えることは
世の中の動きなどを考えることになるので
良いことだと思います。
楽して儲かる方法はありません。
私ももう61歳ですが、人間いくつになっても
勉強なので根気強く
今の仕事も投資も頑張りたいと思います。