株式投資のための指標

株式投資のための指標には
様々なものがあります。

経済指標はGDP、日銀短観、消費者物価指数
雇用統計、個人消費、金利などです。

企業分析の指標は流動性比率、自己資本比率
配当利回り、ROE、ROA、キャッシュフローなどがあります。

株価分析の指標はPER、PBR、ESPなどがあり
その指標の定義、基準の数字の感覚を持ち
定点観測し指標と指標を関連づけ
その銘柄がどのような値動きをするかを
指標をもとに仮説を立てます。
「株式で勝つための指標が1冊でわかる本」より


経済指標は為替の変動に大きく関係しています。
昨日、マイナス金利の解除がありましたが
本来であれば日本は利上げしたので円高に振れるはず
なのですが現在、151円台と円安になっています。
これは昨日の日銀政策決定会合の前に
日銀の主要な委員からマイナス金利解除の発言が
多く3月15日に日本の主要企業の賃上げが
発表されました。
これにより物価と賃金の好循環が起こったということで
3月19日にマイナス金利解除の理由とされました。

マイナス金利解除は発表前にかなり知れ渡り
市場もそれを織り込んで1次的に若干、円高、株安に
なりましたが
日銀が金融緩和は継続するとの予想から
円安、株高になりました。
このように経済指標は株価にも影響します。
今後の経済政策のもとで株価が上がるものを
探す必要があります。

企業を取りまく経済環境を捉えたら
個別の銘柄を
チェックしていきます。
楽天証券のお気に入りやSBI証券の
ポートフォリオに気になる銘柄を入れておきます。
そして四季報と決算短信と有価証券報告書をチェックします。
私が一番、重視するのは一株益が上がるかどうかです。

株価=PER×一株益(EPS)
EPS=純利益÷発行株式数なので
企業が発行株式数を増やせばEPSは下がり
発行株式数が変わらず純利益が右肩上がりであれば
株価は上がることになります。
EPSが確実に上がることが期待できれば
投資家の期待値であるPERも上がるので
そのような銘柄を見つけることができれば
株で利益を得ることが出来ます。

理論的には簡単そうに思えますが
10倍株を見つけるのは簡単ではありません。
頑張って自分で調べて条件の合う銘柄を見つけても
他の投資家が先に買っていて株価が上がりきっている
銘柄が多いからです。

私のような仕事が休みの時に企業分析している者と
プロの機関投資家とは情報に格段の格差があります。
私には勝ち目はないということです。

株式投資の不滅の名著
「ウオール街のランダム・ウオーカー」では
個別の銘柄に投資するより
S&Pを買って上がろうと下がろうと
じっと持ち続けるほうが余程リターンが高いと
書いています。


それほど個別株は難しいので
ただ銘柄を探そうとすると
沢山の指標や四季報と決算短信、有価証券報告書を
読み、その企業の今後を考えることは
世の中の動きなどを考えることになるので
良いことだと思います。
楽して儲かる方法はありません。
私ももう61歳ですが、人間いくつになっても
勉強なので根気強く
今の仕事も投資も頑張りたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です