今後の世界経済の予想

投資を始めてから世界経済に関心を持つようになりました。
メディアは円安の話題でいっぱいです。
「円を持っていると損をしますよ」という危機感を煽る
ニュースが多いと思います。
新NISAが始まりS&P500やオールカントリーなどの外貨建ての
投資信託を買う人が増えるから
日本円が外貨に移行して円安になっているという人もいます。
私の考えは
もともと日本のアベノミクスの異次元の金融緩和は
円安に誘導するためのものでした。
円高で海外のものが安いので日本製品より
安い外国製品が売れる傾向にありました。
日本の企業は円高不況でした。
リーマンショックから欧米は金利を低くする金融緩和を
行っていました。
日本では民主党政権時に円高は最高潮に達しました。
海外製品が売れるので株安も起こりました。
それを是正するためアベノミクスが始まったという経緯が
あります。
2016年からマイナス金利政策が始まりましたが
円高はあまり変わりませんでした。
世界各国が自国通貨安競争をしていたからです。
しかし、ウクライナ戦争が始まってから状況は変わりました。
ヨーロッパでエネルギーや食料の価格が上がったからです。
欧米では異常なインフレが始まりました。
欧米では日本より先に一般の人が貯金より投資にお金を
回す傾向にありました。
日本だけが苦しいという報道が多いようですが
ヨーロッパの方がインフレは深刻です。
そのため利上げをしたにも関わらずお金が投資に回り
株価も上昇しました。
私はウクライナ戦争が始まったころ
グローバル・ファイナンシャル・スクールに入学し投資を
始めました。
その頃は日経平均が2万7千円くらいだったと思います。
3年で2倍近くになったと感じています。
アベノミクスが始まった頃の株価は日経平均は8千円台でした。
それが今は5倍になりました。
ウクライナ戦争で完全なコスト・プッシュ型インフレで
ありながら世界的な株高となりました。
日本も4%近い物価上昇となったのですが
欧米は10%の物価上昇で金利を上げなければなりませんでした。
賃金も上昇しているので今は日本企業の方が
圧倒的な優位になっていて日本の景気後退を改善させる
チャンスなのかもしれません。
日米の金利差が円安の原因で日本の家計は苦しくなっている
という報道が多く見られます。
一般の日本人は「投資ってお金持ちがすることでしょ」
という考えの人が多いと思います。
興味はあるけど怖くてなかなか始められないという
ところだと思います。
私はたまたま株高が始まるころ少額投資から
始めて今は楽天証券の新NISAでインデックス積立を
しています。iDeCoも行っていて今のところは
順調ですが今後は違った展開がくると
予想しています。
それはヨーロッパとアメリカで政権交代が起こるからです。
トランプ大統領候補は「私が大統領になったら
ウクライナ戦争を24時間で終わらせる」と言っています。
イランの政権も欧米と話し合う穏健な政権が誕生しています。
トランプ政権になればウクライナと中東情勢が安定するので
エネルギーと食料の価格が下がり世界的なインフレは
収まる可能性があります。
そして欧米の利下げが始まり今までのお金の流れが
大きく変わる可能性があります。
円安は円高になる可能性があります。
そうすると外貨建ての資産は安くなる可能性があると
私は思います。
これが私の予想ですが皆さんは投資は自己責任でお願いします。
「よそう」の反対は「うそよ」なので
予想というものはたいがいは外れます。


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