トイレ動作

本日はオムツ交換も含めて
トイレ動作(排便、排尿)について考えていきたいと思います。
まずはオムツ交換時の腰痛予防です。
下記のイラストのようにオムツ交換時などに腰痛になる場合が多いです。
過去の記事「腰痛予防」をご参考にしてください。

下記のイラストは排尿のメカニズムです。
排尿行為は蓄尿と排尿に分かれます。
蓄尿は水分を取ります。膀胱に尿が溜まります。
膀胱が伸ばされ膀胱壁を刺激して脳に伝えます。
そして尿意を生じてトイレに行きます。
排尿は外尿道括約筋と内尿道括約筋がゆるみ
排尿に至ります。

次は排便です。
左のイラストは排便のメカニズムです。
食事が胃に入ります。胃大腸反射が起こり
便が直腸に移動します。刺激が脊髄排便中枢を求心性刺激し
脳に伝わり便意を感じます。
腹圧が上昇します。息を止め腹筋に力が入り腸の内圧が高まり
直腸の筋が収縮し内外肛門括約筋が緩み排便します。

右のイラストは排便の姿勢で直腸肛門角が重要になります。
直腸肛門角は腹側側が120°の角度が一番排便に適しています。
便器に座り前傾姿勢が適しています。
仰臥位やベットで背もたれ位になると直腸肛門角は便が通過しにくくなります。

次のイラストは一連のトイレ動作です。
便意尿意を感じてトイレに行きズボン、パンツを下ろし
排便排尿して後始末をしてズボン、パンツを直して
トイレを出るまでです。

次のイラストはトイレ動作が困難な人に対する
対応方法です。

オムツの状態からトイレ自立までできるように
するには各利用者さんにより異なると思いますが
オムツが外れトイレ自立になれば介護の量も減り
利用者さん自身もそれを希望しています。
今回の記事が必ずしも全ての利用者さんに当てはまらない
かもしれませんが利用者さん介護職員にやさしい介護基本技術を
目指したいと思います。

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