今年の出来事と今後の見通し

昨年は黒田総裁がイールドカーブコントロールを
0.25から0.5%に変更し金融緩和から政策変更するのでは?
という期待から150円だったドル円が
130円を割り込むまで円高になりました。
今年3月シリコンバレー・バンクの破綻などにより
欧米ががリセッションするのではないかという
予想からもう円安は終わるだろうと思われていました。
しかし、4月頃から日本の株高が起こり
アメリカの地銀の破綻のリスクもバイデン大統領が
預金を全額保証すると公約し回避されました。
その頃からまた円安が起こりました。
今年11月再び150円をつけました。
7月に植田総裁がイールドカーブコントロールを
1%まで容認するという事実上の形骸化する政策変更が
行われましたが円高にはあまり関係しませんでした。
これは誰も予想できなかったことです。
私は素人なのでこの程度しか分りませんが
最近、分ったのはあれこれ考えても何も変わらない
特に為替や株価は予想できないという
自分なりの結論を出しました。

個別株の本を読んでいます。
今まで知らなかった用語が沢山出てくるので
頭がゴチャゴチャになっています。
難しいですね。
もうすぐ61歳になるので「新しいこと覚えるの
しんどいな」と思うのですが。
「ローマは一日にして成らず」少しずつ
なれていきたいと思います。

企業の業績は未来の経済状態により左右されます。
円安が長く続きすぎると物価高が続き国民生活は苦しくなります。
一部の輸出企業の業績は伸びますが輸入産業は苦しくなります。
先日、ダイハツの不祥事が起き全国のダイハツの工場が
操業停止になりました。
もうクリスマスだから、あまり影響はないでしょうか?
これも来年の賃上げができるかどうかを左右する要因になると
私は考えています。
国内だけでなくウクライナ戦争・イスラエルハマス戦争が
長期化するとイエメンのフーシ派による紅海での貨物船への
攻撃などにより、また原材料の値上がりも考えられます。

様々な地政学的リスクは日本経済に影響を及ぼします。
日本株が33000円台と好調ですが
このまま物価高と賃上げの好循環ができれば
35000円超えの可能性もあります。
私の独断と偏見に満ちた「やまかん」によると
難しいと思います。
実質賃金が伸びないからです。
最近ですが「働き盛り」を「18歳から64歳」と記載する
傾向にあります。
少し前までは60歳でしたが65歳に定年が延びました。
私のようなもうすぐ61歳には有り難い話だと思います。
しかし、若い労働人口が減っているという裏返しでもあります。
少子高齢化が原因なのですがコロナなどにより出生率の
低下も日本リスクとして挙げられます。
日本の借金は世界最悪とも言われていて
「次の世代につけを回している」と言われています。
私の最近のお気に入りの高橋洋一先生の
YouTube動画を見ると日本のバランスシートを見ると
日本の財政は健全だと言われるので
素人の私は「そうなのか?大丈夫なのか?」と安心してしまいます。
日本の財政は悪口を散々言われていますが
この辺も素人にはよく分らない点です。

借金が多いのは事実なので「18歳から64歳」の労働人口が
一致団結して日本の危機を守らないといけないことは事実です。
私は一昔前より労働環境は厳しくなっていると実感しています。
楽な仕事なんてありません。
働けるうちは地道に働いて日本の借金を少なくするように
一人一人頑張りましょう。
株価がどうなるかですが一部の企業は賃上げできても
日本人全体の賃金はそんなに上げることはできないと
悲観的に考えています。
生涯賃金を考えると日本のバブル期に定年を迎えた人と
私のような60歳を過ぎこれから定年を迎える人の
生涯賃金はかなり格差があります。

Microsoft Bing AIチャットより

1980年代の日本人の生涯年収は、ピーク時の1993年頃に
324百万円(約3億2,400万円)でした1。
一方、2020年代の日本人の生涯年収は、
2023年に約2億2,112万円となっています2。

したがって、1980年代と2020年代の日本人の生涯年収の格差は、
約1億円となります。

年金額も減額されました。
定年後の年金では老後資金を絶対に賄えないことは確実です。
(私の場合はそう考えます)
欧米先進国はインフレターゲット2%は共通の認識となっています。
今まで日本はデフレでしたが、ここ最近、物価高が進んでいます。
年間平均で2%物価が上昇するならば相対的に貯金は目減り
していき、この前までは2000万円問題が
最近は3000万円問題となり1000万円上乗せされています。
暗いことばかり書きましたが
その反面チャンスもあります。
Microsoft Bing AIチャットに聞いてみました。

老後資金の不足を補うための最も効果的な方法は、
個々の状況によります。
あなたの健康状態、スキル、リスク許容度、
現在の資産状況などを考慮に入れることが重要です。

資産運用は、長期的に見て収益を上げる可能性がありますが、
市場の変動によるリスクも伴います。
働き続けることは、健康とスキルが許す限り、
定年後も収入を得る一つの方法です。
節約・生活スタイルの見直しは、
出費を抑えるための確実な手段です。
公的支援の活用は、利用可能な場合、
財政的な負担を軽減するのに役立ちます。

なるほど新NISA制度を利用して長期・積立・分散投資に徹して
働けるだけ働くという地道な道しかないのか
と結論がでた今日でした。
明日はクリスマス・イヴですね。
よいクリスマスをお迎えください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です